海外FXのボーナスの「クッション機能」について解説します。
いくらトレードを有利にしてくれる海外FXのボーナスといえども、
そのボーナスの性質がクッション機能の「あり」か「なし」かでは、ボーナスとしてまったく違うものとなってしまうので、その違いがわからずにトレードすると大きな損失につながってしまうことになってしまいます。
このページではボーナスのクッションとはなにか?、クッションの利点とボーナスにクッション機能のある代表的な海外FX業者を解説します。
ボーナスの「クッション機能あり」とは
海外FXのボーナスは、海外FX業者ごとに大きく2種類の性質にわかれており、下のイラストの左のタイプのボーナスのほうがトレードを有利にしてくれます。
▼ 左のタイプが「クッション機能あり」といわれる有利な性質のボーナス

海外FX業者によって、そのボーナスの性質が「強制ロスカットされるまでの維持率をボーナスを含んで判定してくれるか」をみることが大事で、このボーナスの性質はクッション機能と呼ばれています。
「クッション機能あり」のボーナスの場合、
ポジション保有中に含み損が現金部分を超えてしまったとしても、ボーナスを含めた証拠金維持率に余裕があるかぎりポジション保有を続行できます。
耐えられる時間が長くなることによってプラスに反転する可能性も増える。
決済後にマイナス残高になったとしても、そのマイナスはボーナスから補填(ほてん)され、ボーナスだけが残っても新たにポジションを建ててトレードを続けることができます。

「クッション機能なし」はレバレッジを上げられるだけ
海外FX業者によっては、ロスカットされるまでの維持率に加算してくれない(クッション機能なし)タイプのボーナスがあり、その場合、現金部分がなくなった時点でボーナスは消失し強制ロスカットになってしまいます。
昔のAxioryやTradersTrustのボーナスがこのようなクッション機能なしタイプでした。
単にレバレッジを上げることだけにとどまっていて、含み損を抱えてしまった場合に強制ロスカットされるまで耐えることを現金部分だけでしか判定してくれないタイプのボーナスがあるということです。
このクッション機能なしタイプのボーナスはボーナスとして意味がない……。
よって現金とボーナスを合計した有効証拠金として、ロスカットまで耐えてくれる「クッションあり」の海外FX業者のボーナスのほうが優れているということ。
誤解なきようにいうとボーナスにクッション機能がないからといって、そのブローカー自体が悪いということではないです。
クッション機能ボーナスを提供していないブローカーはスプレッドが狭いといった別の利点がある場合が多い。
クッション機能ありのボーナスで代表的な海外FX業者
それなりに信頼のおける有名な海外FX業者のなかでは、XMTrading、FXGT、HFMのボーナスがクッション機能ありの有利なボーナスタイプではあります。
最近になってAxioryとTTCMもクッション機能ありのボーナスを提供するようになりました。
ボーナスにリスクがあることも忘れてはならない
ボーナスにクッション機能があることによってブローカーの規約が厳しくなることは念頭に入れてトレードするようにしましょう。
近年、ボーナスを提供しているFX業者に信用不安が起きたことから、クッション機能ありのボーナスを配っている業者がかならずしも利用すべき海外FX業者ではない!ということに注意する必要あり。
ボーナスはあくまで少額トレーダー向けであって、ボーナスがあることによるリスクよりリターンの分がいい場合にのみ利用するということは忘れないでください。
これからも新興のFX業者がボーナスで客引きをしていくケースは多くみられると思いますが、そのような業者が信用できるかどうかは疑ってかかること。