このページでは【海外FXってどうなの?】という海外FXが気になる方へ向けた内容となっています。
「いきなり海外FXからで大丈夫なのか?」
「どういうタイプのトレーダーが国内FXから海外FXへ移行を検討すべきなのか?」
「海外FX初心者がとくに注意すべきポイント」を解説します。
このページは忖度抜きで、FXデビューする方に向けた手引書となっています。
そもそもFXを知る
そもそもFXは最初のうちはどこを使おうともかならず負けます。
短期で儲けるといった感情は一度忘れて生き残ることを最優先に考えること。
FXに手を出す人にとっては「そんなこと聞きたくない!」という気持ちはよくわかりますが、
一時的にまぐれ勝ちしてもトレードを繰り返していくうちに正しいスキルを身につけていなければいずれ全部を吐き出してしまうのです。
チャートの見方と資金管理、メンタルといった必要な知識・経験を身につけるのにも数ヶ月程度ではムリだと考えています。
ですから国内FX・海外FXのどこのFX会社を使うのであれ「長くトレード」していけることが前提となりますね。
最初は国内FXからが無難
最初は損をしてしまうものだからこそ、
- FXにお金を大きくぶっこまないこと
- むちゃなロットを取らないこと=レバレッジをかけすぎないこと
- 損切りができること
いかに損失を最小限におさえながら経験を積めるのかが大切です。
国内FXではレバレッジに制限があるので失敗しても資金の減るスピードが遅いという意味で、最初は国内FXが無難なのではないかと考えています。
使うところとしては国内FX業者同士を比べてみると大きな違いはないです。
ただし最大手のGMOクリック証券とDMM FXでは最低ロットが1万通貨からとなっていますので、
1,000通貨あるいはそれ以下の取引単位でトレードできるところを利用するのもいいでしょう。
いきなり海外FXからでもいいか
FX初心者は国内FXから利用したほうがいいです。
……国内FXからが無難ではありますが、FXをある程度経験したあと、少額入金用としてようやく海外FXが選択肢として出てきます。
それでも海外FXには証拠金として使えるボーナスがあり、
XMのような口座開設するだけで証拠金として使えるボーナスを受け取ることができる海外FX業者もあるので、ボーナスだけのトレードでスマホアプリのMT5をすぐに覚えることができるということでは「あり」だと思っています。
海外FX業者を利用する場合には有名なところを利用するようにしてください(あやしい新興業者を避ける)
国内FXと海外FXの違いを知る
国内FXと海外FXの違いとして「レバレッジの上限」に大きな違いがあります。
国内FXは最大レバレッジ25倍まで
海外FXの最大レバレッジはブローカーによって500倍から2,000倍ほどの大きすぎるレバレッジで注文を出すことができます。
実際のトレードでは大きすぎるレバレッジはすぐにロスカットされるだけなので使うことはありませんが、
どこの海外FX業者であれレバレッジ1倍〜200倍くらいのなかで、ある程度現実的かつ攻めたレバレッジでトレードすることができます。
最大レバレッジを含む海外FXのメリットとデメリットをよく知り、海外FXを利用する場合はとくにデメリット(リスク面)を意識しながら立ち回るようにしてください。
当然に資金の安全面では国内FXが比べ物にならないほど上回っており、
レバレッジ規制などによって国内ではできないことが多くあると感じた場合に、国内FXでできないことが海外FXではできる点が海外FXのメリットとなっています。
ここで海外FXのメリット面をまとめると、
- レバレッジの選択肢の多さ
- ゼロカット(追証なし)
- ボーナスを提供している海外FX業者もある
- 国内では制限されたビットコインやゴールドといった銘柄をレバレッジを効かせてトレードできる
- EA(自動売買)を使う場合、MT4 / MT5プラットフォームを採用したブローカーの選択肢が多い
しかし上記メリットをくつがえしてしまうほどのデメリットとして、海外FXのなかには信用不安のある業者もあり、海外口座の利用は自己責任となる
海外FXを使ったトレードとしては、初心者にとってレバレッジは扱いがむずかしいものとなるので、とにかくロットをおさえながらということを意識する必要があります。
ゼロカットは大きなレバレッジをかけないならばそこまでメリットというほどではありませんが、万が一の保険としては安心ですね。
海外FXのデメリットとして信用面のほかに、
入出金手段のわずらわしさがあり、メジャーな海外FXブローカーでは銀行振込、オンラインウォレットなどが使えるので普通に利用していけますが、入出金に不安のあるトレーダーもいると思います。
入出金にビットコイン(BTC)、テザー(USDT)といった仮想通貨も使えるブローカーもありますが、トレーダーによっては仮想通貨の送金も難しく感じるはず。
どのようなトレーダーなら使っていいのか
海外FXのリスクを理解したうえでやるなら、やはり大きな違いは最大レバレッジとなるので、
裁量トレーダーにとっては大きなレバレッジの選択肢を求めるのかでほぼ決まるといっていいと考えています。
EAを使うシステムトレーダーなどにとっては、国内FXでは独自アプリでトレードすることが一般的であり、その場合は国内FXでは拡張機能がないということになってしまうので、MT4やMT5、cTraderなどのプラットフォームを採用している海外FXであるとEAを使うブローカーの選択肢を広くとれます。
大きなレバレッジを求めるのなら海外FX、求めないのなら国内FXとなりがちですが、
レバレッジに制限がある分、ある程度まとまったお金を入金しないといけないのは国内FXであり、
実態としてまとまった資金がないトレーダーは海外FXを使わざるをえないといった事情もよく話題に上がります。
増やしてから国内FXに移行することもあり。つまり、どっちかだけをずっと使わなくちゃいけないなんてことはない。
よく国内FXか海外FXどっち?みたいな議論はありますが、時期によって使い分けたりと、もっと柔軟に考える必要があり、
国内FXと海外FX、これらふたつを比べたところでFXって言葉が共通して付いているだけで、そもそもできることがまったく違う。
そしてリスクを理解してないのにFXをしていることがダメなのです。
海外FXに手をつけることになるであろうルート
- FXに興味をもち、国内FXでやってみる。
- ある程度、経験を積んだが結局タネがないと不利なことに絶望する。
- 資金の少なさを嘆いて海外FXへ
- XMがいいらしいのでXMでトレードを開始する。
- (海外FXで増やしてから国内FXに移行か、いずれは株式投資へ、と思っている。)
私は上記ルートでいいと考えています。
XMはスプレッドが広いので、XMではカバーできない部分を求めてほかのブローカーを試していくケースもあります。
FXブローカーの口座開設は次の流れとなります。
- 登録 : 氏名・メールアドレス・住所などをフォームに入力していきます。数分でおわります
- KYC : 本人確認書類をアップロードして認証をする
- 入金してトレード開始
トレードしてみて……FX自体に向いてないと思うのなら、FXをやらないというのも立派な選択です。
海外FXで注意すべきポイント
ここからは海外FX初心者が絶対に注意すべきこととして以下の3点を解説します。
- あやしい海外FX業者に注意すること
- 身の丈にあわないロット数を取らないこと
- メンタルのぶれにも注意
あやしい海外FX業者に注意する
あやしいFX業者を使わないこと。
はじめての海外FXならば使うのは有名なところだけがいいです。
【有名どころの例】 XM、Titan FX、Exness、ThreeTrader
TwitterなどSNSでの新興FXブローカーの勧誘には気をつけること!
LINEなどクローズなところでの詐欺ツールやEAの勧誘にも注意すること!
身の丈にあわないロットを取らない
実際に海外FXトレードするにあたって、
海外FXはレバレッジの選択肢が多いぶん、身の丈にあわないロット数を取るとお金を溶かしやすいです。
大きなお金を入れてしまってそれを失ってしまう前に、
自身の口座資金に見合った「適正ロットを探ること」からスタートします。
さいわいほとんどの海外FX口座では1,000通貨でポジションを調整が可能なので、最初のうちは少額(ロット0.01で調整して)から取るようにしてください。
慣れていないうちは一撃で大きな注文を入れるよりも、あとから追加していくほうがいいです。
かならずエントリーするごとに「証拠金維持率」は確認すること。
メンタルを安定させる
FXでは1度の勝負で大きく負けたりすると、負けを取り戻そうとしてまた大きな勝負に出てしまう。
もしそうなってしまったときには、いったん深呼吸して落ち着いて、この勝負は妥当なものなのか冷静に考えることです。
溶かして入金してまた大きなロットでギャンブル勝負してまたお金を失ってしまうような事態だけは避けること!
FXは長距離マラソンです。
ハイレバができてしまう海外FXだからこそ冷静さがつねに大事なことであり、
- いついつまでにお金を用意しなくてはいけない状況にならないこと!
- 一発逆転を狙わないこと!
FXトレードを開始してからある程度の期間を経過して増えていなかったとしても、退場さえしていなければ残っている資金で軌道修正はできます。
結果がでなければFXをやめちゃってもいいと思います。
FX初心者に知ってほしいことのまとめ
FX初心者は国内FX(居住国の登録業者)を利用すること。
ある程度まとまったお金(50万円ほど)を入れることができるのならば国内FXが無難ではある。
どうしても海外FXを使う場合はリスクを理解したうえで有名どころから使うようにすること。
SNS上でのあやしいブローカーやEAの勧誘に注意すること。
国内FXは勝つペースも負けるペースもゆっくりとなりますが、
海外FXでは勝つペースも早いが負けるペースもはやくなります。
ハイレバレッジの注文が通ってしまう海外FXでは、よりトレーダーの資金管理が求められる。
トレードで注意すべきことは1度の損切りで大部分の資金を失わないこと。
失敗してもあわてて負けを取り戻そうとしないこと。
海外FXトレードでは自制心がより大事なことになります。